臓器移植コーディネーター

移植ネットワークが臓器移植コーディネーターを養成するのですが、特定の資格というものではありません。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、臓器移植コーディネーターとは、移植において、提供者と移植者の間を調整する役割を持ちます。
基本的に、臓器移植コーディネーターになるには、国家医療資格を持っていることが必要ですが、言語聴覚師の資格でもかまいません。
ネットに所属する21人のほか、臓器移植コーディネーターには、各都道府県で約50人が活動しています。
医師や看護師、薬剤師などの医療従事者の資格があれば、臓器移植コーディネーターになることができます。
また、臓器移植コーディネーターとは別に、医療機関に所属する院内コーディネーターが全国に約1500人います。
また、臓器移植コーディネーターの採用に当たっては、小論文と筆記試験があるので、誰もが合格するわけではありません。
そして、臓器移植コーディネーターの目的は、移植医療の普及啓発をしていくことにあります。
また、実際に臓器を運んだり、移植後もドナーの家族への報告を臓器移植コーディネーターはしなければなりません。
ただ、臓器移植コーディネーターという職業は、批判にさらされることも少なく、やる以上はそれなりの覚悟が必要です。