マダニに噛まれた時

俄にその危険性が取り上げられていますが、何もダニに人間が噛まれるという事は、昨日今日始まった事ではありません。
これまでにもダニに噛まれたと言って病院を訪ねる人は大勢いた訳で、その殆どがマダニの被害者でした。
しかし、放置しておくと死に至る事も少なくはなく、例え一度は完治しても慢性化する事の珍しくない病気です。

マダニに噛まれた瞬間というのは、多少の違和感はあるものの、それほど強く感じない人が殆ど。
皆さんは、山や川から帰ったあとに、皮膚に発疹が出たり、微熱が出たりした経験はありませんか。マダニに噛まれた事が原因でお亡くなりになる方が出始めた昨今。
というのも、最初の1ヶ月位はこれと言った症状がなく、徐々に軽い風邪のような形で現れて来るからです。
しかし、たまたま疲労や他に体調不良を起こしていて、抵抗力が弱っている時なら、重傷になる事も十二分に考えられます。
なので、やはり皮膚科へ行ってマダニに噛まれた事を訴えられるべきでしょう。

マダニに噛まれたときの最も怖い感染症は「Q熱」と呼ばれるもので、これはある意味、日本紅斑熱が悪化した状態とも言えます。
ただ、感染症である以上、やはり個々の持つ免疫力が物を言う訳で、例えマダニに噛まれても、大事には至らないという人も少なくはない訳です。