ステップ緩和ケアの方法

そして、がんの治療が困難であっても、患者が何もできないことには繋がらないのです。
薬物療法の情報は日々変化するので、ステップ緩和ケアでの薬剤の使用は、最新の文書を確認して、常に最新のデータの下で使用するようになっています。
要するに、ステップ緩和ケアというのは、症状緩和に関する専門家に相談するようになっています。
ステップ緩和ケアにおける、保険適応外使用の薬剤の場合、薬剤一覧で確認する必要があり、その地域や病院の取り決めに従い、患者や家族に説明して使用します。
専門家とは、緩和ケアチームやペインクリニック、がん治療専門医や精神科医、そして、がん看護専門看護師などです。
そして、ステップ緩和ケアでは、コミュニケーションの例は、どんな場面でも適用できるものではないことから、研修を受けることが必要であるとも指摘しています。
ステップ緩和ケアというのは、がん患者に実施する医療者が即座に使えることを目的として作られたものなのです。
そして、抗がん剤放射線治療などで食欲が減退して、副作用などが起こるので、そんな時、緩和ケアの存在は大きいのです。

緩和ケアステップにおいては、血液検査や画像検査については、患者が治療を受けている場合、必ず行わなければならないものではないのです。
コミュニケーションは言葉だけで成り立つのではなく、態度や行動、語調などで、同じ言葉であっても、その伝わり方が異なることを指摘しています。