緩和ケアの定義

すなわち、緩和ケアの根本的な目標は、患者と家族に対して、良好な生活の質を実現させてあげることにあるのです。
そして、死を早めたり、引き延ばしたりすることを要しない措置が、緩和ケアなのです。
緩和ケアは、痛みや苦痛を伴う症状から解放してくれるもので、生命を尊重して、死を自然の過程と認めるという見地にあるものです。
また、家族が、患者の病気や死別後の生活に適応できるようサポートするのも、緩和ケアの目的でもあるのです。
そして、患者のために心理的、霊的側面から支え、死を迎えるまで、患者が人生を明るく生きてゆけるよう支えるのが、緩和ケアの役割なのです。
患者の痛み、そして、症状のコントロールや、 精神的、霊的問題の解決は、非常に大きな課題で、それを解決すべく、緩和ケアが存在するのです。緩和ケアというのは、生命を脅かす疾患に直面する患者及び家族に、疾患の痛みや身体的問題などをしっかりとサポートしてくれる医療です。

緩和ケアは、スピリチュアルな問題などに対しても、そうした不安を和らげることを目的としています。
そして、一方で、オーストラリアでの緩和ケアの定義というものが存在しています。
そして、末期患者だけでなく、診断時から治療と同時に並行して、緩和ケアを取り入れることで、多くのメリットが得られるのです。
オーストラリアでは、俗に、キリスト教でのホスピスケアの長い歴史を持っています。