手掌多汗症の遺伝可能性

手掌多汗症にかかる人は、日本人では200人に1人くらいと言われています。
現段階では、手掌多汗症は、遺伝が関係しているのかどうかはわからない状況です。
自分の子供に手掌多汗症が遺伝しないことを心配する人も少なくないかもしれません。
遺伝については、まだまだ解明の余地がありそうですが、手掌多汗症の治療法も最近では、色々な方法が検討されてきているので、そっちを期待する方が賢明かもしれません。
体質的な面での遺伝を考えると、手掌多汗症に必ずなるとは限らず、ワキガの場合には、高い確率で子供に遺伝すると言われています。
これまでの例を見ると、一卵性双生児で一人は手掌多汗症、もう一人はそうではない、という例もあるので微妙です。
まだ見ぬ子供に、体質が遺伝することを考えると、想像するに耐えがたいものがあります。
それだけ、手掌多汗症というものが、やっかいな病気で、苦しみを伴うものであるということです。
そうして考えると、元々、自分が手掌多汗症にかかったのも、親の遺伝から来ているのでは、と思っている人もいるでしょう。

手掌多汗症の人は、自らの体験から自分の子供に遺伝しないことを祈っています。
親御さんを安心させる意味では、手掌多汗症と遺伝の関係を解明してほしいものです。